中澤佑二「自分を動かす言葉」、読み終えました。
ストイックな佑二の、その根底に流れる考え方がとてもよく表現されていました。
影響された言葉とともに、自分の言葉もいくつかあげています。
巻末には俊輔との対談。二人の考え方がみえてとてもおもしろかった。これだけでもめっけもん。
全体の感想としては、
プロだけを目指してまっすぐに生きる、不器用であったことを受け入れつつ、
いつも自分の立場・ポジション(練習生、外国人、代表、ベテランなどなど)を意識して
試行錯誤して生きている姿にとても共感できました。
なにより気遣いがぱねぇ。ファンサやいろいろな対応を見ているマリサポならわかるよね。さすが佑二。
なかでもぐっときた言葉3つ:
1.「代表で一番がんばっている人がキャプテンじゃないのは納得いかない。キャプテンは佑二さんしかいないよ」by闘莉男
南アフリカW杯前に、長谷部にキャプテンが移ったときに。
闘莉男はまっすぐにおもったことをいっただけだろうけど、こういうことを言われると救われるよね。
こんなやりとりがあったんだなぁ。。。
2.「呼ばれたときにはいつも笑顔でいることを心掛けておいたほうがいいんだ」by勝俣州和
プライベートでファンに声をかけられても、どんなときでも勝俣さんはきちんと対応するそうだ。
丁寧なプロ意識に感服しました。
3.「怒鳴ることは誰でもできる」by中澤佑二
たらたら練習・試合をやっている選手を見て、怒鳴りたくなる。
でも、どうしてたらたらしてるのか。
どうしたらそうならないように働きかけられるか、いいやり方がないか。
とても前向きで意味を持たせる考え方ですね。
てなわけで、マリサポでもなく必読です。