フットボール批評 issue15 にて、モンバエルツ監督インタビュー。
今月発売の「フットボール批評 issue15」にて、エリク・モンバエルツ監督のインタビューが掲載されました。
テーマは、「モンバエルツ監督が語るハリルホジッチの実像と日本サッカーの強化論:改革者のシンクロ」。
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2017/02/06
- メディア: 雑誌
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インタビュアーは、フローラン・ダバディです。
中盤までは、ハリルホジッチとのエピソード・パリでのキャリアのプレイバック。
ですが、後半は日本サッカーと、採用すべき「スタイル」について、具体的に語っていました。
ぜひマリサポみなさんに読んで欲しいです。ピックアップして紹介を。
気になったら買って読むんだよ!!
採用すべきスタイルについて
「たとえば選手の中には、『日本のサッカーはヨーロッパのサッカーとは違うんだから、ハイプレスをかけたり、激しくデュエルを仕掛けたり、スピードに乗ってリズムよくプレーしていく必要などない。ボールをもっと回して緩急をつけ、相手を走らせていけばいい』ということを言ってくる人もいる。
たしかに何事もバランスが重要だ。
しかし、そんなスタイルを今のサッカー界で追求していこうとすると、国際舞台で袋小路に陥ってしまう。日本は世界から取り残されてしまうんだ。」
おおおおお!こんなに具体的なのは聞いたこと無くない????
それが具体的に見えた試合は?
「天皇杯の準決勝、鹿島戦では素晴らしい試合ができたと思う。前半は相手の選手を走り回すことができたからね。あの2失点がとにかく悔やまれるよ。」
終盤の2試合、「天皇杯準々決勝 vG大阪戦」「天皇杯準決勝 v鹿島戦」は、プレー強度高く、戦術的な部分が垣間見れた、2016年の印象的な2試合だと思います。
ですが、鹿島戦よりも、パスワークに重きが置かれてある意味「見てて楽しい」「連動感のあった」G大阪戦ではなく、より局面での強度高く戦いを見せた鹿島戦の方が、モンバエルツ監督の目指すスタイル、ということなんですね。
ここまであまりそのスタイルや理想について、少なくとも僕らには聞こえてこなかった監督の発言。
共有できたのは素直にうれしいと思います。より、同じ方向を向いていけそう。
感想など
批評のモンさんインタビュー読了。
— fmbh_nari (@fmbh_nari) 2017年2月7日
後半部分ですね。サッカーのスタイルの選択の話。
監督やプレーヤーの嗜好ややりやすさ、リーグ特性(Jリーグ用)に合わせるのでなく、世界のサッカーや本質をとらえた方向性を選択した、と。
どっちも正解。
現状の判断が、明確に聞けたのは良かったかな。
私も読みました。CFGがもつデータとその評価軸、スカウティングのネットワークを活かすのであれば、後者が選択されるのは避けられない事ですね。良し悪しではなくね。 https://t.co/z7TmKK8FNt
— うとがりあ (@kyufzmu) February 7, 2017
@kyufzmu そうですね。同じ方向を向いて、主体的に向かうことが必要なことだと思っています。
— fmbh_nari (@fmbh_nari) February 7, 2017
@fmbh_nari 選手同士のディスカッションが増えたとの情報がすごく嬉しいこと。「同じ方向を主体的に」期待してます。
— うとがりあ (@kyufzmu) February 7, 2017