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マリノスな日々blog。日産スタジアムは、2階バクスタ〜E25 あたりからお届け。Since Nov 2, 2003.

あのころを彷彿とさせるぜ【2011 Jリーグ 第10節(vs福岡)、3 vs 2】

2003年。完全優勝を成し遂げたあの年、マリノスは本当に勝負強かった。

最後まであきらめず、なりふり構わず勝利にひたむきに、そして奪い取る。

 

そんなシーンが見られようとは!

 

自作自演、アビスパの決定力不足、クナン裕二といった質の違い。

すべてその通り。

でも、近年はそれさえはね除けられなかったわけで、なにより気持ちと状況判断が違う。

そしてベテラン俊輔佑二を筆頭にしたひたむきな姿。

 

これは強いぜ!!

 

前半から両SBがワイドにしかもかなり前線で張り、仕掛けて押し込もうとする姿勢。

小椋が落ちて3バック気味で組み立てるものの、

 

俊輔狙われる/兵藤キープできず/小椋つっかけてロスト

数的不利or同数となり、両SB裏に出される

CB引っ張られ真ん中がら空き

 

という状況頻発。。。

 

あれだけSBが張ったのは、チームとしてのプランだったんだろうか。

去年や今年開幕前の、リスクだけ掛ける形に近い状態だったような。

確かにテンポ良く、意外性のある連携がみられる場面もあり、楽しかった、とも思うけども、

福岡もベタ引きでない状態だったので、リスクの方が大きく出てしまった感じ?

 

福岡にキレイに2点献上。形自体はもっと作られたけど、正直福岡の選手のレベルに助けられたことが多々。

 

前半終了。

ブーイング、僕はできなかったけど、した人は偉いと思った。

こんなもんじゃないだろ、ここで踏ん張らないとまた、、、と、強く訴えたんだよね。

傍観的/不満のブーイングじゃなく、叱咤激励。

 

後半、いきなりのカズマのゴール。この1点は大きかった。

まだ45分ある、スタンドもピッチも雰囲気が作られた。

 

そして裕二。クナンがきっちりキープ/ポストする周りでうまく拾って仕掛ける。

力強いプレー、思い切りのいいシュート。さらにチームを加速させる。

同点の2ゴールとも、なんとも思い切ったシュート。

あの状況であのコースにあれだけ強いシュートを振り抜ける、これまでの横浜にはいないタイプ。

うーん凄すぎ。

 

飯倉の度重なる攻守もあり(というかでかすぎる勝因)、

最終的には「2−0は魔のスコア」通りの結果。

 

でも、こんな雰囲気からの強引な逆転勝ちって、本当に2003を思い出す。

 

このまま突き進もうぜ!

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