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マリノスな日々blog。日産スタジアムは、2階バクスタ〜E25 あたりからお届け。Since Nov 2, 2003.

【読了】グロリアス・デイズ 〜終わりなきサッカー人生

密着ドキュメントから戦術解説・選手評まで幅広く執筆する、小宮良之氏の新刊。

Sportivaの連載「アンチ・ドロップアウト」からの第3弾とのことです。

面白かったー!

 

グロリアス・デイズ ~終わりなきサッカー人生 (SHUEISHA PB SERIES)
小宮 良之
集英社
売り上げランキング: 55,811

 

なんといっても、とても読みやすかった。どんどん読んでしまいました。

 

挫折・栄光・紆余曲折、普通じゃないキャリアを歩んだ選手たちのノンフィクション。

 

多くの選手の意外な面がどんどん出てきて、

各選手の生い立ち・キャリアを細かく追って、

都度本人や周りの選手(しかも通好みの選手たち!)のコメントで解説してくれる。

 

マリサポ的な読みどころとしては、

 

●坂田大輔

 ・ワールドユースのころから、ずっと海外志向があったこと

 ・サッカーに対して、怒りにも似た本能をむき出しにし殺気だっていた

 ・2005年、ラツィオへの練習参加の話も進んでいた

 ・テッサロニキでのELでのシティ戦についての想い

 

●水沼宏太

 ・父 水沼貴史との関係性。葛藤。生生しいです。

 ・水沼貴史による、宏太のキャリアについての考察・コメント。

 ・「俺は風間八宏にはなれなかったよ」

 ・2009年ナビスコ川崎戦での、GKの件。

 ・マリノスでの栄光・挫折。分岐点となった栃木移籍。

 ・乾、マイク、アーリア、といった、マリノス→代表の系譜への想い。

 

●松田直樹

 ・ヒデとの関係、代表との関係

 ・愛媛在籍中の学と、山雅の松田としての再会の話

 

また、小宮氏と親しい小林祐三のコメントもとても興味深いものでした。

 

特に昔からのマリサポのみなさま、ぜひご一読を!!

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